ビューザブル Journeymap(ジャーニーマップ)のRankingレポートでは、データを扱うことに慣れていなくても、必ず知っておくべき指標をすぐ確認できるように、5つの主な指標をご紹介しています。

今日は、この指標を活用して分析する方法について、詳しくお伝えできればと思います。

● PV Top 20 主な指標

コンバージョン : カスタマーがサービスをどれほど活発に探索しているのか、把握できます。
離脱 : どれだけのカスタマーがサービスを離脱しているか、把握できます。
平均滞在時間 : カスタマーがコンテンツの探索にどれだけの時間をかけているのか、把握できます。
更新 : ページの読み込み速度やインターフェイスなど、コンテンツが正常に表示されているか否か、把握できます。
ロールバック : 戻るボタンを意味しており、カスタマーが前のページに戻る行動がどれぐらいの頻度で発生しているのか、把握できます。

● PV Top 20の主な指標は、下記の3つのポイントで、分析し活用できます。

ベンチマーク（業界平均）データと比較する
PV Top 20ページの平均指標と各ページの指標と比較する
現状についてポジティブ/ネガティブおよび改善の必要性を判断をするためのエビデンスとして活用する

参考👀

1. ベンチマークデータは何ですか？

ビューザブルに登録されたウェブサイトのデータを基に、ビューザブルAIが導出した業界ごと平均データです！
現在、照会している同じ分析期間、デバイス、新規/再訪問セグメントに該当する業界データの平均値をお見せします。
国内のメジャー企業のデータが含まれているため、参考にするのに十分です。

2. PV Top 20ページの平均をお見せする理由！

PV Top 20の主な指標では、Webサイト内でカスタマーの訪問が最も多い20のページの平均値を表現しています。カスタマーの訪問が最も多いページということは、カスタマーが注目している主なページだという意味です。つまり、言い換えると、人気ページとも言えます！
数千以上のページをすべて見る必要はなく、カスタマーに最も注目されている上位ランキングの重要なページに焦点を当ててみましょう。
また、上位20ページが全体の訪問数の何パーセント（%）を占めているのか問いデータも、一緒にお伝えしております！この平均値は、全体のページを基準にした場合、どれほどのカスタマーからの信頼されているページなのかを、判断する際に役立ちます。

それでは、皆さんのWebサイトデータを効果的に活用できるように、各々の主な指標を活用できる具体的なシチュエーションと方法をご紹介させていたきます！

今すぐPV Top 20主な指標を活用する方法を確認してみませんか~? 😉

#1. コンバージョン率の分析でカスタマー目標達成率を高める

コンバージョン

● 定義
サービスを閲覧したカスタマーが同一ドメインの別のページに移動する、遷移を、意味します。

● コンバージョン率を確認しなければならない理由？
コンバージョン率は、ウェブサイトの主な目標を達成するための重要な指標です。
コンバージョン率を確認することで、Webサイトがユーザーをどれだけ効果的に誘導しているのか、マーケティングキャンペーンやカスタマージャーニーでどんな変化が必要なのかを判断できます。

● 分析の活用
コンバージョン率を基準としたページの比較や最適化

具体例
ECサイトの場合、商品の購入ページのコンバージョン率を分析できます。
PV Top 20の平均コンバージョン率と各ページのコンバージョン率を比較して、どのページが特に高い/低いコンバージョン率を示すかを分析できます。

活用例
低いコンバージョン率ページを分析して、カスタマーが直面している問題点を特定し、改善できます。コンバージョン率が低いページを見つけたら、該当するページのデザイン、内容、決済過程などを検討して、改善点を探してみましょう
A/Bテストで、他のバージョンのページを比較し、最適なデザインと要素を導出します。
マーケティングキャンペーンの成果を評価し、どの広告媒体やキャンペーンがより高いコンバージョン率を誘導しているのかを把握して、予算を効率的に運営できます。高いコンバージョン率を示すページは、成功したデザイン、コンテンツ、およびカスタマージャーニーを備えたページと捉えられます。

#2. 離脱率の分析で改善が必要なページを選定する

離脱

● 定義
カスタマーがWebサイトに到達した後、サイト内で情報収集を続けずに離脱する、(セッションを中断した)割合を示します。

● 離脱率を確認しなければならない理由とは？
離脱率は、UX（ユーザーエクスペリエンス）やコンテンツに問題がないかどうかを点検する際に、活用できる指標です。

離脱率の高いページは、カスタマーのニーズに合った情報を提供できていない可能性が高いです。

離脱率を減らすために、ユーザーの興味・関心を惹くコンテンツを提供し、カスタマージャヤーニーを最適化するなどの措置が必要か否かなど、判断できます。

● 分析の活用
離脱率を減らすためのページ経路を改善する

具体例
ブログやニュースサイトから特定の記事ページの離脱率を分析できます。
PV Top 20の平均離脱率と各ページの離脱率を比較して、カスタマーが最も多く離脱するページを把握します。

活用例
離脱率の高いページを分析して、カスタマーが多く離脱した原因を探してみてください！
ページのローディング速度、内容の有用性、ナビゲーションの利便性などを改善し、離脱率を減らす方法を探索できます。
カスタマーの検索データを分析して、ユーザーがより興味を持っているテーマの反映したコンテンツ戦略を構想します。その結果、ユーザーのページ離脱率を減らし、全体的なUX（ユーザーエクスペリエンス）を改善できます。

#3. 平均滞在時間を分析し、コンテンツの消費状況を把握する

平均滞在時間

● 定義
カスタマーがWebサイトに滞在した時間の平均を意味します。

● 平均滞在時間を確認しなければならない理由？
カスタマーがWebサイトに滞在する平均時間で、コンテンツの探索と消費にどれだけの時間を費やしたかを把握できます。この指標は、カスタマーの関心度と相互作用の質を評価する手段の一つとしても使用できます。

滞在時間の指標は、ページの種類によって同じ数値でも異なる解釈ができるので、ポジティブ/ネガティブなデータをして判断する前に、Top 20ページがどのような種類のページ構成なのかを、先に必ず、ご確認ください！

会員登録、ログイン、注文/決済ページのように、カスタマーが長く滞在する必要がなく、次のページに遷移することを目的とするページが中心であれば、滞在時間が短い方がよりポジティブな状況と解釈できます。
逆にメインページ、商品リストページ、商品詳細ページ、コンテンツページなど、カスタマーがコンテンツを消費する用途のページの場合、滞在時間が長い方がよりポジティブな状況とに解釈できます。

滞在時間が長い場合
- ポジティブな解釈 : カスタマーがWebサイトに興味を持っており、積極的に情報を収集しているということを意味しています。
- ネガティブな解釈 : 次のページに遷移する上で、何かしら改善ポイントがあり、カスタマーがどのページに移動するべきか彷徨ってしまい、遷移するまでに、時間が多くかかっていることを意味しています。

滞在時間が短い場合
- ポジティブな解釈 : わかりやすいデザインになっており、すぐ次のページで遷移できている状態を意味します。
- ネガティブな解釈 : カスタマーがWebサイトで探している情報をすぐ見つけることができず、情報収集に時間がかかっており、改善が必要なUX（ユーザーエクスペリエンス）がある状態を意味しています。

● 分析の活用
滞在時間でコンテンツの人気を評価

具体例
オンライン教育サイトで、講義ページの平均滞在時間を分析します。
PV Top 20平均滞在時間と、各々のページの滞在時間を分析し、カスタマーがどのページに最も長く滞在しているのか確認できます。

活用例
滞在時間が長いページの特性を分析し、ユーザーが最も有効活用しているコンテンツのタイプを把握します。滞在時間が長いページはユーザーが該当するコンテンツに関する関心度が高いことを意味します。つまり、より多くの関連コンテンツを提供したり、類似したページをお勧めするなど、活用できます。
ユーザーが積極的に反応する要素を追加し、ユーザーの参加を促し、オンライン講義の効果を最大化する方法を模索します。

#4. 更新データを分析して、Webサイトの性能をチェックする

更新

● 定義
カスタマーがページを再度読み込みする割合を意味します。

● 更新ボタンのデータを確認するべき理由は？
カスタマーがページの再度読み込みする回数を確認することで、カスタマーが情報をアップデートしたり、更新された情報を確認しようとする頻度を把握したり、Webサイトの表示速度や、インターフェースなどカスタマーが使いやすいページもしくは、ページが重く使いにくいページを感じているかなどの、性能を判断できます。
更新ボタンが数多くクリックされている場合、ユーザーが最新情報を頻繁に確認していることを意味しており、リアルタイムでアップデートが必要なWebサイトを意味しています。

● 分析の活用
更新ボタンのクリック回数データを確認し、リアルタイムでコンテンツや情報のアップデートのニーズを把握する

具体例
リアルタイムデータが表示されるダッシュボードでページの更新回数を分析します。
PV Top 20 平均更新データと、各々のページの更新比率を分析し、カスタマーがWebサイtの情報をアップデートする頻度を確認します。

活用例
Webサイトの更新ボタンのクリック回数を分析し、カスタマーが情報をアップデートをどれぐらい頻繁に行っているのかを把握します。
更新ボタンのクリック数が高い場合、ユーザーがリアルタイムで情報やコンテンツを頻繁に確認しようとするニーズが高いことを意味します、そのため、UXを改善するためにリアルタイムでアップデート機能を追加したり、自動で定期的にデータを更新するなど調整します。
カスタマーが特定のチャートを頻繁にアップデートするパターンを分析し、必要なデータにすぐアクセスできるようにしましょう。

#5. ロールバックの分析で、カスタマーの動線をチェックする

ロールバック

● 定義
カスタマーが特定のページで戻るボタンをクリックし、前のページに戻る割合を意味します。

● ロールバック率を確認するべき理由とは？
ロールバックは、カスタマージャーニーの中で、必要ない動線がどれぐらい頻繁に発生しているのかを把握できる指標です。

このデータは、カスタマーが該当するページで探している情報を見つけ出せなかったり、情報収集を諦めている場合に発生します。ロールバックを減少させるためには、ユーザーが必要とする情報に簡単にアクセスできるように、UI/UXを改善するなどの対策が必要です。

● 分析の活用
ロールバック比率で、ユーザーフローを分析

具体例
情報検索ページで、検索結果のページのロールバックを分析します。
PV Top 20平均ロールバックと各々のページのロールバック比率を分析し、カスタマーが、最も多く「戻る」ページはどのページなのか、把握してみましょう。

活用例
ロールバック比率の高い検索結果ページを分析し、ユーザーが求める情報を素早く見つけられるようにインターフェースを改善します。ロールバック比率の高いページの場合、ユーザーが求めている情報をすぐ見つけ出せず、前のページへ戻るケースが多いです。この問題を解決するために、コンテンツの構造を見直したり、ナビゲーションオプションを追加で提供するなど、ユーザーの検索経路を改善してみましょう。

ここまで、PV Top 20主な指標の活用方法を説明させていただきましたが、いかがでしょうか？

この様に主な指標を分析に活用することで、Webサイトの特定の部分と成果を理解し、改善に活用できます。これらのデータを元に、Webサイトの長所と改善ポイントを把握し、持続的にUXを向上させていきましょう。

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